Spark Labs Taiwan
アメリカ・シアトルの音声AIスタートアップ企業「Seasalt.ai」は、1億3,000万台湾ドル(約420万米ドル)の初期投資資金を調達したことを発表しました。この資金調達は、アメリカのUnlock Venture Partnersが主導し、台湾のSparkLabs Taiwan、Grand Vision Ventures、アメリカのPatientsForce、そしてLINEの企業ベンチャーキャピタル部門である日本のZ Venture Capital(ZVC)などが共同で参加しました。今回の資金は、同社の「SeaMeet会議アシスタント」および「SeaChatスマートカスタマーサービスシステム」の国際化と多言語市場開発、さらにLINEとの協力を深めるために活用されます。
Seasalt.aiは、複数の言語や中英混在の音声認識技術に強みを持ち、少数言語市場向けに高品質なAIアプリケーションを提供しています。「SeaMeet」は、Google Meetや実際の会議の議事録をリアルタイムで転写し、その後のタスクリストを生成して会議の効率を向上させます。「SeaChat」は、音声とテキスト機能を組み合わせ、10分でオンライン化が可能で、LINEプラットフォーム上で直接多言語対応のスマートカスタマーサービスを展開でき、企業の顧客体験を迅速に最適化します。
SparkLabs Taiwan、ZVC、LINEなどの投資家は、Seasalt.aiの技術的優位性と応用可能性を高く評価しており、その多言語処理能力と生成AIの融合が、企業のカスタマーサービスやマーケティング効率を向上させ、グローバルなビジネスチャンスを創出すると期待しています。Seasalt.aiの創業チームは学術研究に深く携わり、前身の音声AI企業KITT.AIを成功裏に立ち上げた実績があり、現在は台湾で研究開発と事業展開を進めています。今回の資金調達と戦略的パートナーシップを通じて、グローバルな多言語AI市場への展開を加速させています。
引用元 Seasalt.ai
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